歩行能力の低下が健康寿命に与える影響
―「歩けること」は、いつまでも自分らしく生活するための大切な力―
「最近、歩く速度が遅くなった」
「以前より長い距離を歩くのがつらくなった」
「階段を避けるようになった」
「何もないところでつまずくことが増えた」
こうした変化を、単なる「年齢のせい」と考えていませんか?
歩行能力は、私たちが自立した生活を送るための基本的な身体機能の一つです。
歩行能力が低下すると、外出する機会や日常の活動量が減少し、さらに筋力や体力が低下するという悪循環につながる可能性があります。
健康寿命を延ばすためには、「歩けなくなってから対策する」のではなく、**「歩けるうちから歩行能力を維持する」**という考え方が重要です。

健康寿命とは?
「平均寿命」と「健康寿命」は同じものではありません。
平均寿命が「何歳まで生きるか」を表すのに対して、健康寿命は、健康上の問題によって日常生活が制限されることなく生活できる期間を示す考え方です。
長寿化が進む中で大切なのは、単に寿命を延ばすことだけではありません。
「自分の足で歩き、自分で行きたい場所へ行き、自立した生活をできるだけ長く続けること」
そのために重要な身体機能の一つが「歩行能力」です。
【平均寿命と健康寿命の推移データ】

なぜ歩行能力は低下するのでしょうか?
加齢に伴い、身体にはさまざまな変化が現れます。
歩行には、脚の筋力だけでなく、股関節・膝関節・足関節などの関節の動き、バランス能力、姿勢保持能力、身体をスムーズに連動させる能力など、多くの機能が関係しています。
そのため、以下のような変化が重なることで、歩幅が小さくなったり、歩行速度が遅くなったり、足が上がりにくくなったりすることがあります。
- 下肢や体幹の筋力低下
- 股関節などの関節可動域の低下
- 筋肉の柔軟性低下
- バランス能力の低下
- 姿勢の変化
- 運動不足による身体活動量の減少
つまり、歩行能力を維持するためには、単に「脚を鍛える」だけではなく、身体を動かしやすい状態に保つことも大切なのです。
「歩かない」ことで、さらに「歩けなくなる」
歩行能力が低下すると、
「疲れるから外出を控えよう」
「転ぶのが怖いから歩かないようにしよう」
と考えることがあります。
しかし、活動量が減少すると、筋肉を使う機会も減り、筋力や体力がさらに低下する可能性があります。
歩行能力の低下から始まる悪循環
歩行能力の低下
↓
外出機会の減少
↓
身体活動量の減少
↓
筋力・体力の低下
↓
さらに歩行能力が低下
このような悪循環につながることが考えられます。
また、外出する機会が減ることで、人との交流や社会参加の機会も少なくなる可能性があります。
そのため、「歩く」という行為は単なる移動手段ではなく、健康で自立した生活を続けるための重要な機能と考えることができます。

歩行能力を維持するために必要なこと
歩行能力の維持というと、「ウォーキングをすればよい」と考えがちです。
もちろん、日常的に歩くことは大切です。
しかし、歩行能力が低下している人の場合、歩くだけでは十分ではない場合があります。
大切なのは、
「歩くための身体機能を整え、そのうえで身体を動かすこと」
です。
例えば、股関節の動きが小さくなれば歩幅も小さくなりやすくなります。
また、脚を持ち上げる動作が十分にできなければ、つまずきやすくなる可能性があります。
そのため、歩行能力を維持するためには、
筋力・柔軟性・関節可動域・バランス・姿勢・身体の連動性
などを総合的に考える必要があります。

「鍛える」だけではなく「動ける身体をつくる」
これまで健康づくりでは、「筋肉を鍛える」という考え方が重視されてきました。
しかし、健康寿命という視点から考えると、筋力を維持することと同時に、身体をスムーズに動かせる状態を維持することも重要です。
そこで注目したいのが「コンディショニング」という考え方です。
ストレッチなどによって身体を動かしやすい状態へ整え、適切な運動によって筋力や身体機能を維持する。
「整える」+「動かす」+「鍛える」
この組み合わせが、年齢を重ねても自分の足で歩き続けるための身体づくりにつながります。

歩けるうちから始めることが大切です
歩行能力は、ある日突然失われるものではなく、日常生活の中で少しずつ変化していく場合があります。
- 歩く速度が遅くなった
- 歩幅が小さくなった
- 階段がつらくなった
- つまずくことが増えた
- 外出するのがおっくうになった
こうした小さな変化に早めに気づくことが大切です。
健康寿命を考えるうえで重要なのは、「歩けなくなったときに何をするか」だけではありません。
「10年後、20年後も自分の足で歩くために、今から何をするか」
という視点ではないでしょうか。
いつまでも自分の足で歩き、行きたい場所へ行き、自分らしい生活を続けるために。
日頃から身体を整え、動かし、適切に鍛える習慣を持つことが、健康寿命を支える大切な一歩になります。

FLEXが考える「健康寿命を支える身体づくり」
FLEXでは、トレーニングマシンによる筋力向上だけではなく、ストレッチやコンディショニングを含めた総合的な身体づくりをご提案しています。
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ストレッチマシンやコンディショニングマシンを活用し、柔軟性や身体の動かしやすさにも着目することで、トレーニングからコンディショニングまで、幅広い視点から健康づくりをサポートしていきます。
健康寿命を延ばす第一歩は、「いつまでも自分の足で歩ける身体」をつくること。
FLEXは、これからの高齢化社会に必要とされる身体づくりを、トレーニングとコンディショニングの両面から考えていきます。

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※本記事は一般的な健康情報を目的としたものです。
身体機能や運動の適否には個人差があります。
痛みや疾患がある場合は、医師・理学療法士などの専門家にご相談ください。
